持続吸引ポンプの作り方、SUISAKU 水心を使う場合

必要な機器類、用意する物

必要な道具は プラスドライバー、半田ごて または 2-3mmの穴開けドリル 穴埋め用の接着剤 または グルーガン、両面テープ、厚さ1mmのフェルト生地など
改造するにあたり、危険ですので必ず自己責任で行ってください。ポンプに水が入ると発火や火傷を負う危険もあります。唾液や水が入らないように吸引ボトルは必ず2連にするようにお願いします。
またメーカー保証はなくなります。
改造に失敗したり、事故が起きても当クリニックでは責任を負いかねます。またメーカーには改造するにあたり安全確認は取っておりません。メーカーより忠告等があればこのページは閉鎖します。

 

まず最初に吸引ポンプを準備します。

吸引ポンプを分解します。

吸引ポンプの吹き出し口側にシールが貼ってあります。その中に2つのネジが隠れているので、そのネジを取り出すために、ネジの部分だけシールを切り取り、ネジを外します。

今度は裏蓋を外します。4ヶ所にネジがあるので外してください、先ほどのネジと長さが違うので別々に置き、ネジがなくならないように気をつけてください。

騒音防止加工

24時間ベッド脇に置いておく物ですのでなるべく静かになるようにしたいと思います。100円ショップ等で売ってる厚さ1mm程度のフェルトを準備してください。 フェルトを5mm×50mmを2つ、10×10mmの物を2つ用意し、内部のポンプに両面テープを使って貼り付けます。5mm×50mmのものは写真のように上下に貼り、10×10mmの物は磁石の向き合っている側に貼ります。

空気の流れを逆にする作業

元々はエアポンプですので、空気を吐き出す機械ですが、これを空気を吸う機械にするためには細工が必要になります。作業は簡単ですので、ゆっくり間違わないように行ってください。最初にシールドの表裏がわからなくならないようにするために、目印を表側につけておきます。また上下もわかるように下側に目印をつけておくと良いでしょう。後にこのシールドは左右逆転させて反対向きに取り付けます。

空気の排出口を確認

シールドを外すと内部は4つに分かれているのがわかります。向かって左奥に小さな孔が開いています。この孔は空気の排出口ですが、のちにこの孔はグルーガンで外側から塞ぎます。また右側の奥は孔が開いてませんがココにドリルなどで孔を外側から開けます。

新しい空気の排出口をドリルで開けます。

ゴム製のベル状のカバーを外し、ドライバーで根元のネジを外してください。孔の開いてない側に新しい空気孔をドリルで開けてください。下の写真は孔を2つ開けてみたところです。1つでも大丈夫と思います。

古い空気口をグルーガンで塞ぎます。

反対側のゴム製のベル状のカバーを外し、同じようにドライバーで根元のネジを外してください。もともとの孔をグルーガンで塞いでしまいましょう。

シールドで塞いで元に戻します。

両側のゴム製のベル状のカバーを元に戻し、根元のネジも元の様に締め直してください。 シールドは向きが左右逆転させるように裏返しに貼り付けます。そうすることで空気の流れが逆になります。最初に貼り付け落ちた目印が内側になるようにしてください。上下は反対にしないように注意してください。ネジ穴の空気孔が今度は向かって左上になるようにシールドを塞ぎます。

組み立て直し。

ヘッドキャップを取り付けて元の様に組み立て直しします。裏蓋のフィルターは今度は空気の排出口になりますのでフィルターが空気の流れの邪魔になりますので外してしまいましょう。

これで完成です。